植木鉢の選び方
当店をご覧いただきましてありがとうございます。当店ではお客様に満足いただけるよう1000種類以上の植木鉢を取り扱いしております。
植木鉢の品質は年々向上しておりますが、植物を植える消耗品のような基準でつくられています。
初めて植木鉢を購入される方は、食器のようなテーブル上でご使用する綺麗な陶磁器をイメージされると実物とのギャップに違和感を感じるかもしれません。
当店ではお求めいただいた後の「ガッカリ」や「思っていたのと違う」を少しでもなくすため、植木鉢を購入する上での選び方、品質、特性や注意事項をご説明しております。
植木鉢を初めて購入される方は事前にご確認くださいませ。
また、植木鉢についてお困りの点、使い方や受け皿のフィッティング、在庫品の色味など気になる点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
植木鉢の選び方
号数・サイズについて

当店の植木鉢の号数は最大外径に対して表記(最も膨らんだ部分)しております。1号 = 3cmで計算しています。4号サイズの場合は12cmとなります。
同じ号数でも各メーカーによってサイズはバラバラです。これは植木鉢の持ち手の有無・デザイン・背の高さや粘土の厚みなどが違うため必ずしも表記通りの号数(大きさ)にはなりません。
商品を選ぶ上で重要なことは、植えてある植物の表土の部分を確認し、一回り大きいサイズを選ぶことです。
鉢人では商品ごとに詳しく内径を記載しております。ご購入前によくご確認ください。
形状について

植木鉢の種類には一般的な縦横比率が約1:1の標準鉢。背の低い浅型鉢。背の高い腰高鉢。そのほかにも釣り鉢(ハンギング)など、様々な形状があります。

上図のように上から見た場合も丸型、角型、長方形型、特殊形状など様々な商品がございます。
個体差について


植木鉢は焼く工程や乾燥工程で伸び縮みするため、大きさの違いや変形、貫入ヒビ、焼きヒビなどが発生します。また焼く温度や釉薬のかかり具合で色も違いが発生ます。そのため同じ商品でも個体差が現れます。 特にサイズが大きくなればなるほどカタログ値とのサイズ誤差が大きくなります。鉢カバーとしてご利用いただく場合は、入らない場合がございますので余裕を持った大きさをご検討くださいませ。
貫入(ヒビ)について


陶器には、細かなひび割れのような筋が見られることがあります。これは、貫入(かんにゅう)といいます。
貫入とは、陶器を焼いた後の冷ます過程で、陶器本体の素地と上に施された釉薬の“収縮率の違い”から釉薬層にヒビが生まれます。写真のように貫入ヒビを生かしたデザインもございます。
陶器の場合、陶器の性質上生まれてくるものですので、割れているものではございません。特に、白い陶器の場合は線傷の様なヒビ模様が目立つ場合がございます。
また、水やりの際は貫入に沿って水がにじみ出てきます。そのため温度変化などで貫入が増えてくることもございます。
陶器製の植木鉢はこの貫入ヒビはついてまわるもの。経年変化としてヒビ模様を楽しんでください。
歪み(ゆがみ)・反りについて




当店で取り扱いの多くの商品はハンドメイドになります。陶器製の植木鉢は乾燥時や焼き上げる際に歪みや反りが発生します。
そのため、正円ではなかったり、受け皿や底部に反りが発生します。大きなものは検品時に取り除いておりますが、多少の歪みや反り、ぐらつき、ガタツキは良品となりますのでご了承ください。
屋内・屋外用などの表記について


植木鉢には明確にインドア用・アウトドア用といった明確な分別がございません。
一般的に0度を下回る環境では水やりの際に収縮・膨張が原因でひび割れ(凍てによる)が発生する場合がございます。
そのため屋外の雨ざらしの場所でご利用する場合は肉厚で凍てに強い商品を選ぶようにしましょう。
植木鉢の水漏れ・染み出しについて




植木鉢の素地(粘土)は通気性があると同時に水も内側から外側に漏れるようになっております。この性質は植物の根を腐りにくいよう適度に水がしみだして乾くようにするためです。
その際に培養土や肥料の色がにじみ出て植木鉢の変色がおきます。これは植木鉢を扱う上での自然現象です。
特に、素焼き鉢は釉薬がかかっていない商品が多く、現象が顕著に表れます。受け皿についても同様となります。水やりの際はよく水を切ってから受け皿へお戻しください。
経年劣化について

植木鉢は消耗品です。雨風・湿気・温度変化・日照などによる品質の低下だけでなく、通常の方法で使い続けることによる摩滅、汚れ等の損耗も劣化する原因です。経過は設置場所や植える植物、培養土、肥料、水やり、環境によって大きく異なります。
特に屋外の雨ざらしの場所へ設置すると劣化を早める原因となります。
長く綺麗な状態を保つには鉢カバーとしてのご利用をお勧めしております。
植木鉢・受け皿の内側、裏側の仕上げについて



植木鉢の内側、植木鉢・受け皿の裏側は通常釉薬(塗装)が施されておらず素地の状態となります。装飾・意匠面とは違い、キズや塗料、粘土の付着、焼きヒビなどがございます。あらかじめご理解ください。
また、裏面にはクッション材が貼り付けられている商品もございますが、凹凸や突起で設置場所にキズが付く恐れがございます。 設置、移動の際は十分ご注意くださいませ。
※ 設置の際にできた設置面の傷、および、間接損害、結果的損害、機会損失、逸失利益について責任を負いません。
植木鉢の品質
一般的な傷やカケ、NG対象
植木鉢は機械化された工場で製造された食器やなどとは異なり、ハンドメイドが多く、非常にラフな品質となっております。
当店で取り扱いの商品は価格を抑えるうえで、ご使用上問題の無い傷やカケ、商品の特性による注意事項は良品として出荷させて頂いております。
当店を初めてご利用になるお客様は以下の点、必ずご確認いただいてご了承いただいてからお買い求めください。


当店の植木鉢の号数は最大外径に対して表記(最も膨らんだ部分)しております。1号 = 3cmで計算しています。4号サイズの場合は12cmとなります。
同じ号数でも各メーカーによってサイズはバラバラです。これは植木鉢の持ち手の有無・デザイン・背の高さや粘土の厚みなどが違うため必ずしも表記通りの号数(大きさ)にはなりません。
商品を選ぶ上で重要なことは、植えてある植物の表土の部分を確認し、一回り大きいサイズを選ぶことです。
鉢人では商品ごとに詳しく内径を記載しております。ご購入前によくご確認ください。
商品ごとの注意事項
セメント製ポット






● セメント製品の特性上、写真のように縁部分の欠けがある場合があります。
● 表面の細かな傷、および気泡穴がございます。
● 底部が全くの平らではないため多少のぐらつきがある場合がございます。
シャビー・アンティークポット






● 強めのシャビー加工が施されています。所々釉薬がかかっていない場所、凹凸や大きめの気泡穴がございます。
● 受け皿及び本体の底部分に小さな焼きヒビやカケがございます。
● 受け皿の釉薬の剥がれ、突起物の付着がございます。
● 内側に釉薬の液ダレがございます。
グラスファイバー製ポット






● 気泡の凹凸、打痕、シワ、角部分のケズレがございます。
● 内側はグラスファイバーの網目模様および細かな焼きヒビがございます。
● 底部分はラフな仕上がりとなっておりますのであらかじめご了承ください。
クリアポット






● 写真のように表面の突起、シワ、気泡による凹みがございます。
● 米粒程度の釉薬のトビ(カケ)がある場合がございます。
● 釉薬の色ムラや砂粒の付着がございます。
モスポット




● モスポットは特性上、ジャンク扱いの商品です。写真のような状態も通常品として出荷いたします。
● 縁および本体に大きなカケがある場合がございます。
● 底穴部分の大きなヒビ、カケがある場合がございます。
● モスの付着具合よる色の違いがございます。
● +-10%程度のサイズの誤差および変形が発生する場合がございます。
YSシリーズ(素焼き鉢)






● こちらのシリーズはシャビーな質感を出すために非常にラフな作りとなっております。そのため他の商品に比べてキズや凹みが多い商品です。
● 縁および裏側には焼きヒビ・シワ、凹み、素材による大きめの気泡穴がございます。本体及び受け皿の裏側は全くの平らではありません。多少のガタツキがございます。
● 底穴および内側には粘土の付着による突起及び焼きヒビ・シワがございます。
● 成型の都合上、ゆがみの生じやすい商品です。楕円を帯びた形になる場合がございます。
● このシリーズは焼いた後に色を付けております。その為、直接植え込んだ時などに内部の水分によって色落ち、変色する恐れがございます。気になる場合はインナーをご利用ください。
その他
商品ごとの注意事項は各商品ページに記載しております。ご購入前にご確認ください。
植木鉢の選び方や品質、色味、受け皿のフィッティングなどお困りごとがござましたらお気軽にお問い合わせください。